風邪とは|風邪症候群

風邪(正式名称:風邪症候群)とは

風邪症候群とは、ウィルス感染によって引き起こされる鼻やのどの急性炎症の総称です。

  • 急性上気道炎・・・主な症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み
  • 急性気管支炎・・・主な症状:咳、痰
風邪ウィルスについて
  • 風邪のウィルスは200種類以上あり、
  • 多くは気温15~18度以下の環境を好みます。
  • 湿度が40%以下になると、ウィルスは約30分間空気中を漂うそうです。
  • これが、低温乾燥の冬の季節に風邪が流行る理由です。

一般的な風邪の経過

  1. 引き始め・・・くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、のどの痛み、咳、痰などの症状。
  2. ウィルスが増殖すると、追い出そうとして・・・発熱、関節痛、筋肉痛などの症状。
  3. 風邪が長引くと・・・合併症(扁桃炎、 肺炎、中耳炎、腎盂炎、脳症など)

風邪ウィルスの感染経路

飛沫感染

咳やくしゃみ、会話などで飛散した水分を含んだ直径5μ以上の微粒子により感染すること。 飛沫粒子は、水分の重さによって半径1メートル以内に落下し、空中に浮遊し続けることはありません。

空気感染

咳やくしゃみなどで飛散した直径5μ以下の飛沫核により感染すること。 飛沫核は、空中に浮遊し続け、空気の流れによって飛散します。

接触感染

便や嘔吐物、食品や器具を介して感染すること。

夏風邪と冬風邪の違い

夏風邪(5~8月頃)

夏風邪のウィルスは「高温多湿」を好みます。

  • ウィルス : アデノウイルス、ポリオウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルスなど。
  • 主な症状 : 発熱、頭痛、喉の痛み、下痢、腹痛など。

冬風邪(11~3月頃)

冬風邪のウィルスは「低温乾燥」を好みます。

  • ウィルス : インフルエンザウイルス、RSウィルス、コロナウイルスなど。
  • 主な症状 : 鼻風邪、喉風邪、咳風邪、肺炎など。

風邪の予防方法

風邪予防の基本

  • 免疫力を高める
  • うがい、手洗い
  • 規則正しい生活。
  • バランスのとれた食事
  • 水分を十分にとる
  • 十分な睡眠時間をとる
  • 疲れをためない
  • ストレスをためない
  • 体を冷やさない

夏風邪を引かないように気を付けたいこと

  • 夏バテで体力が低下すると免疫力が低下し、
  • 夏風邪にかかりやすくなります。
  • まずは、夏バテしないこと!
  • 免疫力を高めましょう。
  • クーラーで体を冷やし過ぎないようにしましょう。
  • 女性の方はひざ掛けなどを利用して(^^)
夏バテについて
  • 暑さで汗をたくさんかくことで、体内の水分とミネラルのバランスが崩れる。
  • 暑さで胃の消化機能が低下すると食欲が低下し、栄養素が不足。
  • 暑さと冷え(クーラー)を繰り返し、自律神経のリズムが乱れる。

冬風邪を引かないように気を付けたいこと

  • 冬風邪のウィルスは、低温乾燥の環境を好みます。
  • 部屋を温かくして、乾燥させないようにしましょう。